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バナナの産地と輸入量

確認日:2026年10月31日|ちんあなご編集部

日本で食べられるバナナは、ほとんどが輸入です。主な輸入国はフィリピンで、農林水産省の資料では約8割を占めます(令和5年・推計)。

令和7年は、輸入された生鮮果実173万トンのうち61%がバナナでした。計算すると約106万トンです。

フィリピンのバナナ農園。木が並ぶ道の両側で、青い覆いをかけたバナナの房が育っている
フィリピン・ミンダナオ島パナボ市のバナナ農園。
写真:Shubert Ciencia/Wikimedia Commons(CC BY 2.0)

輸入量の数字

年数字資料の位置
令和5年(推計)バナナの輸入 1,033千トン(輸入生鮮果実の63%)果実の需給構造(5ページ)
令和7年輸入生鮮果実173万トンの61%がバナナ(計算で約105万トン)果実の輸入状況(27ページ)

令和5年の1,033千トンは、メーカーや団体への聞き取りをもとにした推計と注記されています。令和7年の約105万トンは、資料の割合(61%)と合計(173万トン)を掛けた当編集部の計算で、資料に載っている数字ではありません。

輸入生鮮果実の合計の推移

年万トン
平成7年172
平成12年188
平成17年176
平成22年181
平成27年161
令和元年175
令和3年184
令和5年165
令和6年166
令和7年173

これは、バナナだけでなく生鮮果実全体の輸入量です(資料のグラフから、一部の年を選んで写しました)。令和3年の184万トンが近年のピークと書かれています。バナナは、その6割ほどを占める最大の品目です。上の令和5年の1,664千トン(需給構造の推計)とは集計の元が違うので、数字が少し異なります。

果実全体のなかでの位置

農林水産省の資料は、果実の国内需要の63%が輸入品で、輸入の生鮮用のうち63%がバナナだと書いています(令和5年・推計)。輸入の果汁等の加工品を含めた果実全体の数字なので、「バナナの63%が輸入」という意味ではありません。読み間違えやすい点です。

国産のバナナ

国産のバナナもあります。沖縄県の公式ページは、熱帯果樹の例としてバナナを挙げています。国内の生産量を示す数字は、確認できた資料に載っていませんでした。なお、日本栄養・食糧学会誌の論文(2016年)は、国内で消費されるバナナは年間約100万トンで、その90%以上は輸入品だと書いています。

品種との関係

日本で最も流通するのはキャベンディッシュ種で、そのほかの品種も並びます。品種の違いは種類(品種)に、輸入されたバナナが店に並ぶまでの追熟は追熟と青いバナナにあります。値段は値段を見てください。

よくある聞き方と答え

「約8割」はいつの数字ですか。
農林水産省『果樹をめぐる情勢』(令和8年8月)の5ページにある、令和5年(推計)の数字です。メーカーや団体への聞き取りをもとにした推計で、最新年の確定値ではありません。
輸入量は減っていますか。
生鮮果実全体の輸入量は、令和3年の184万トンをピークに、令和5年165万トン、令和7年173万トンと動いています。バナナだけの推移は、確認した資料から読み取れませんでした。

出典(2026年10月31日確認)

  1. 農林水産省『果樹をめぐる情勢』令和8年8月(5ページ 果実の需給構造・27ページ 果実の輸入状況。出典は農畜産業振興機構ベジ探データベース等)
  2. 沖縄県「沖縄の果物(くだもの)」(熱帯果樹の例にバナナを挙げている)
  3. 川口真規子ほか「各種バナナ品種における糖度,酸度,クエン酸量およびカロテン含量の差異」日本栄養・食糧学会誌 69(2):75-79(2016年)

数字は上の資料から写し、計算したものは本文に「計算」「目安」と書いています。資料の記載が変わったときは、確認日とあわせて書き直します。