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バナナの保存方法(常温・冷蔵・冷凍)

確認日:2026年10月31日|ちんあなご編集部

農林水産省の広報誌(2020年7月号)が示す方法は、冷蔵=1本ずつラップで包みポリ袋に入れて野菜室へ(保存期間10日)、冷凍=皮をむいて輪切りにし、重ならないように冷凍用保存袋へ(1か月)です。

常温で置くときは、S字フックなどで房を吊るすと、下になった部分が重みで黒く傷むのを防げると書かれています。

冷凍庫から出した、皮つきで霜が付いて白くなったバナナ2本
冷凍庫から出した皮つきのバナナ。表面に霜が付いている。
写真:OXpatR/Wikimedia Commons(CC0)

3つの方法の比べ表

方法やり方保存期間
常温房を吊るす(S字フックなど)記載なし
冷蔵1本ずつラップ→ポリ袋→野菜室10日
冷凍皮をむいて輪切り→重ならないよう冷凍用保存袋1か月

出典は農林水産省『aff』2020年7月号の特集です。常温の日持ちは日数が書かれていません。

冷蔵するとき気をつけること

同じ記事は、バナナは常温だと追熟してすぐやわらかくなるので、1本ずつ包んで野菜室に保存する、と書いています。一方で、バナナは低温に弱い果実です。農畜産業振興機構の資料は、バナナ・マンゴー・アボカドなどでは凍る温度より高い温度でも低温障害が起きると書いています。

日本栄養・食糧学会誌の研究では、収穫された未熟果は、船で日本へ運ばれる間13℃の条件に置かれ、到着後に室内で追熟されています。家庭の冷蔵庫は、一般にこれより低温です。冷蔵で皮が黒くなっても、農林水産省は「実の熟成は進みません」と書いています。皮の黒さは、冷えによる変色と傷みを分けて考える必要があります(黒くなったバナナ)。

冷凍の使い道

農林水産省の記事は、凍ったままスムージーに、半解凍でシャーベットに、という食べ方を挙げています。輪切りにして重ならないように並べるのは、くっつかず、必要な分だけ取り出せるようにするためです。

冷凍したバナナの解凍のしかたと、解凍後の日持ちは、確かめられた資料がないので書きません。袋に日付を書いて、1か月を目安に使い切ってください。

状況別の早見表

いまの状態保存の考え方
青い・かたい常温で追熟させる(冷蔵は食べごろになってから)
食べごろ・すぐ食べない1本ずつ包んで野菜室(10日が農林水産省の目安)
食べきれない皮をむいて輪切りにして冷凍(1か月が目安)
皮が黒ずんだ・においが変果肉・におい・カビ・ぬめりを確認

10日と1か月は、農林水産省が記事で示した保存期間の目安で、期限ではありません。冷蔵庫の温度・開け閉めの回数・バナナの状態で変わります。日付を袋に書き、期間内でも、においや見た目に異常があれば食べないでください。

まだ青いバナナの保存

青い・かたいバナナは、これから追熟させるものです。冷蔵庫に入れると低温障害が気になるので、食べごろになってから冷蔵する、という順にするのが理にかないます(編集部の読み。この順序を直接書いた公的資料は確かめられませんでした)。追熟のしくみは追熟と青いバナナにあります。

よくある聞き方と答え

皮をむいたバナナは冷蔵できますか。
農林水産省の記事の冷蔵は、皮つきで1本ずつ包む方法です。皮をむいたあとの冷蔵の日数は、確かめられませんでした。冷凍は、皮をむいて輪切りにする方法が示されています。
皮ごと冷凍してもよいですか。
記事が示す冷凍の方法は、皮をむいて輪切りにする方法だけです。皮ごと冷凍する方法と日数は、確かめられませんでした。

出典(2026年10月31日確認)

  1. 農林水産省 広報誌『aff(あふ)』2020年7月号 特集「おいしさをもっと長持ちさせる夏野菜&果物の保存術」
  2. 椎名武夫(千葉大学)「野菜の品質保持技術について」農畜産業振興機構『野菜情報』2016年9月号(低温障害の記述)
  3. 川口真規子ほか「各種バナナ品種における糖度,酸度,クエン酸量およびカロテン含量の差異」日本栄養・食糧学会誌 69(2):75-79(2016年)

数字は上の資料から写し、計算したものは本文に「計算」「目安」と書いています。資料の記載が変わったときは、確認日とあわせて書き直します。