バナナは1日に何本まで食べてよいか
1日1〜2本が、計算で出せる目安です。「バナナは1日◯本まで」という国の上限は、確認した範囲では見つかりませんでした。
国の目標は果物全体で1日200g。皮をむいた中サイズ1本は約90gなので、バナナだけで200gを満たすと2本ほどになります。ほかの果物も食べる日は、その分を引いてください。

写真:E4024/Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)
目安の根拠は「果物200g」
厚生労働省の「健康日本21(第三次)」は、果物摂取量の平均値を200gにすることを目指しています。令和5年の国民健康・栄養調査では、果実類の平均は92.9g、果物が100g未満の人は63.4%でした。目標とのあいだは大きく空いています。
農林水産省の食事バランスガイドでは、果物は1日2つ(SV)で、1つの基準は約100gです。みかん1個やりんご半分が1つ分とされています。バナナの記載はありませんが、基準が重さなので、可食部約100gのバナナはほぼ1つ分と読めます(皮をむいた重さか皮つきかの書き分けは確認できませんでした)。
中サイズ1本は何gで、何kcalか
日本食品標準成分表のバナナ(生)は、廃棄率が40%です。皮つきの重さの6割が食べられる部分になります。バナナの重さの国の基準は確認できなかったので、皮つき120g・150g・180gと仮に置いて計算しました。実際は、お手元の1本をキッチンスケールで量れば、同じ式で出せます。
| 皮つきの重さ | 食べられる部分 | エネルギー | カリウム |
|---|---|---|---|
| 小(120g) | 約72g | 約67kcal | 約259mg |
| 中(150g) | 約90g | 約84kcal | 約324mg |
| 大(180g) | 約108g | 約100kcal | 約389mg |
本数の決め方(中サイズ・1日200gを目標にする場合)
| この日に食べたほかの果物 | バナナの目安 |
|---|---|
| なし | 2本ほど(可食部で約180g) |
| 約100g(みかん1個くらい) | 1本 |
| 約200g以上 | バナナは食べなくても目標に届く |
食事バランスガイドの2つは、1日に約2,200±200kcalの人を想定した目安です。体格や活動量で必要な量は変わるので、「必ず200g食べる」ではなく「目安の線」として使ってください。
多く食べた日に気になること
中サイズ2本で、エネルギーは約167kcal、カリウムは約648mgです。カリウムの食事摂取基準(2025年版)の目安量は、成人男性で1日2500mg、女性で2000mgなので、2本分はその26〜32にあたります。報告書は、腎機能が正常でサプリメントを使わない人は、食品からの摂り過ぎになるリスクは低いと考えて、上限量を設けていません。詳しい数字はカリウムの量にあります。
先に医師へ相談したい人
腎臓の病気でカリウムの制限を受けている人、糖尿病で食事の指示がある人、薬を飲んでいる人は、ここの目安より主治医の指示が先です。乳幼児には離乳食、犬には犬に与えてよいかを読んでください。
よくある聞き方と答え
- 半分だけ食べたら、どれくらいですか。
- 中サイズの半分は、可食部で約45g、エネルギーは約42kcalです。食事バランスガイドの果物1つ分(約100g)の半分弱にあたります(計算)。
- バナナジュースは、果物に数えてよいですか。
- 食事バランスガイドは、果汁100%のジュースを、約半分の量に換算して数えると書いています。バナナジュースの扱いは載っていないので、数えられるかどうかは断定しません。
- 毎日食べてもよいですか。
- 毎日食べてはいけないとする国の資料は、確認した範囲では見つかりませんでした。国の目標は、果物の種類を問わず1日200gです。持病や薬のある人は、主治医に聞いてください。
出典(2026年10月31日確認)
- 農林水産省『食育白書』令和6年度版(健康日本21(第三次)の果物の目標・令和5年国民健康・栄養調査の数値)
- 農林水産省「食事バランスガイド」果物の区分(1つ(SV)の基準・1日の目安)
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」食品成分データベース「バナナ 生」(食品番号07107)
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書 ミネラル(多量ミネラル)カリウムの項(250〜252ページ)
数字は上の資料から写し、計算したものは本文に「計算」「目安」と書いています。資料の記載が変わったときは、確認日とあわせて書き直します。