ドライバナナのカロリーと栄養
成分表の「バナナ 乾」は、100gで314kcal、炭水化物78.5g、食物繊維7g、カリウム1300mgです。生のバナナ(93kcal)の約3.4倍です。
ドライバナナ約30gで、エネルギーは約94kcal。生の可食部100gに近い量です。

写真:Fumikas Sagisavas/Wikimedia Commons(CC0)
生と乾燥の数字を並べる
| 項目(100gあたり) | 生 | 乾 |
|---|---|---|
| エネルギー | 93kcal | 314kcal |
| 水分 | 75.4g | 14.3g |
| たんぱく質 | 1.1g | 3.8g |
| 炭水化物 | 22.5g | 78.5g |
| 食物繊維総量 | 1.1g | 7g |
| カリウム | 360mg | 1300mg |
| マグネシウム | 32mg | 92mg |
そのほかの項目(100gあたり)
| 成分 | 乾 | 生 |
|---|---|---|
| カルシウム | 26mg | 6mg |
| リン | 84mg | 27mg |
| 鉄 | 1.1mg | 0.3mg |
| ナトリウム | 1mg | Tr(微量) |
| 脂質 | 0.4g | 0.2g |
カロリーの計算はカロリーと糖質にあります。ここでの数字は、すべて可食部100gあたりです。乾燥品は廃棄率が0%で、袋の中身がそのまま食べる部分になります。
なぜ数字が大きくなるか
乾燥すると水分が75.4gから14.3gまで減り、同じ100gに詰まる固形分が増えます。だから、同じ重さで比べると、エネルギーも炭水化物もカリウムも生より大きくなります。「乾燥のほうが栄養がある」のではなく、「水分を除いた分だけ濃い」ということです。
量の目安を30gで見る
| 食べる量(乾) | エネルギー | カリウム | 食物繊維 |
|---|---|---|---|
| 20g | 約63kcal | 約260mg | 約1.4g |
| 30g | 約94kcal | 約390mg | 約2.1g |
| 50g | 約157kcal | 約650mg | 約3.5g |
生は噛む量が多く、乾燥は少量で数字が大きくなります。つまみ食いが続くと量を数えにくいので、袋から出して食べる分を決めると数えやすくなります。
同じエネルギーの生のバナナに直すと(計算)
| 乾(食べる量) | エネルギー | 同じエネルギーの生(可食部) | 中サイズの本数に直すと |
|---|---|---|---|
| 20g | 約63kcal | 約68g | 約0.8本 |
| 30g | 約94kcal | 約101g | 約1.1本 |
| 50g | 約157kcal | 約169g | 約1.9本 |
| 100g | 約314kcal | 約338g | 約3.8本 |
水分を除いた固形分は、生が100gあたり約24.6g、乾が約85.7gです。だから、乾燥品は、同じ重さで生の3倍以上のエネルギーになります。数字の差は水分の差で、栄養が増えたのではありません。
市販品は袋の表示を見る
成分表の「バナナ 乾」は一般的な値です。砂糖や油を加えた商品、ほかの果物と混ぜた商品は数字が違います。買った商品の栄養成分表示と原材料名を見てください。腎臓の病気でカリウムの制限がある人は、乾燥品は少量でも多くなる点を、主治医に伝えて相談してください(カリウムの量)。
よくある聞き方と答え
- 糖質はどれくらいですか。
- 炭水化物78.5gから食物繊維7gを引くと、100gで約71.5gです。成分表の「差引き法による利用可能炭水化物」は70.5gです。数え方で少し違います。
- 離乳食に使えますか。
- 国の離乳のガイドに、ドライバナナの記載はありません。離乳食は、進め方の時期ごとに調理形態(固さ)の目安が決まっています(離乳食)。使えるかどうかは、かかりつけの小児科や保健センターで聞いてください。
出典(2026年10月31日確認)
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」食品成分データベース「バナナ 乾」(食品番号07108)
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」食品成分データベース「バナナ 生」(食品番号07107)
数字は上の資料から写し、計算したものは本文に「計算」「目安」と書いています。資料の記載が変わったときは、確認日とあわせて書き直します。