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バナナのアレルギーと、食品表示

確認日:2026年10月31日|ちんあなご編集部

バナナは、消費者庁のアレルギー表示では「特定原材料に準ずるもの」にあたります。表示が義務ではなく、推奨(任意)の品目です。令和8年4月時点で、推奨は20品目、義務は9品目です。

バナナを食べて、口のかゆみ・じんましん・唇やまぶたの腫れ・嘔吐・ぜん鳴などが出たら、受診してください。意識がぼんやりする、血圧が下がるなどの重い症状が出たら、救急で受診してください。

表示のルール(令和8年4月時点)

消費者庁の資料では、表示が義務の「特定原材料」は9品目(えび・カシューナッツ・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生)です。「特定原材料に準ずるもの」は表示が推奨(任意)で、バナナを含む20品目です。アーモンド・あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・ピスタチオ・豚肉・マカダミアナッツ・もも・やまいも・りんご・ゼラチンです。

推奨の品目は、表示が任意です。そのため、バナナの表示がなくても、含まれている可能性があります。ただし、消費者庁は「入っているかもしれない」だけの可能性表示は認めていません。気になる場合は、製造元に問い合わせてください。

症状の例(消費者庁の資料)

程度症状の例
軽いかゆみ・じんましん・唇やまぶたの腫れ・嘔吐・ぜん鳴
重篤意識障害・血圧低下などのアナフィラキシーショック

消費者庁の資料にある、即時型の食物アレルギーの原因食物の円グラフ(6,033件)に、バナナは個別の項目として出ていません。件数が少ない品目は、その他にまとめられます。件数の少なさは、症状が軽いという意味ではありません。

ラテックス・フルーツ症候群

日本小児アレルギー学会誌の解説(食物アレルギー診療ガイドライン2016の解説)は、ラテックス(天然ゴム)の抗原と、果物・野菜の抗原が似ているために起きる交差反応を「ラテックス-フルーツ症候群」としています。ラテックスアレルギーの患者の30〜50%に出るとされ、交差のリスクが高い食品として、アボカド・クリ・バナナ・キウイフルーツが挙げられています。ゴム手袋やゴム風船で症状が出たことがある人は、医師に伝えてください。

乳幼児の場合

国の離乳のガイドは、食物アレルギーが疑われる症状が出たときは、自己判断で対応せず、医師の診断に基づいて進めるとしています。離乳の進め方は離乳食にまとめています。

受診の目安

食べたあとに症状が出たときは、食べたもの・量・時間・症状が出るまでの時間をメモして、アレルギー科や小児科などで相談してください。診断のための検査や、食べる・避けるの判断は、医師が行います。このサイトは診断をしません。栄養の数字は栄養と成分、皮と食べられる部分は皮と食べられる部分にあります。

よくある聞き方と答え

外食や量り売りのバナナにも、表示はありますか。
消費者庁の資料で、表示を義務づけているのは、容器包装された加工食品です。外食・量り売りの食品は、店に直接確認してください。
口の中がかゆくなるだけでも、受診しますか。
診断は医師が行います。日本小児アレルギー学会誌の解説は、口腔アレルギー症候群とラテックス-フルーツ症候群を別の章で扱っています。症状が出たときは、食べたものと症状を記録して、アレルギー科や小児科で相談してください。

出典(2026年10月31日確認)

  1. 消費者庁「アレルギー表示について」(特定原材料等の一覧・令和8年4月時点)
  2. 中島陽一・大矢幸弘「ガイドライン解説:食物アレルギー診療ガイドライン2016 第11-2章 口腔アレルギー症候群/第11-3章 ラテックス-フルーツ症候群」日本小児アレルギー学会誌 32(2):277-281(2018年)
  3. 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」(離乳の開始・進め方の目安・食物アレルギーの予防の各項)

数字は上の資料から写し、計算したものは本文に「計算」「目安」と書いています。資料の記載が変わったときは、確認日とあわせて書き直します。